肝臓への転移があっても大腸がんは治る?
症状が進行するにつれて、大腸がんは肝臓などへ転移していきます。これはガン細胞が他の場所に広がっていく現象で、リンパや血液の流れに乗って最初にガンが発生した場所以外へ広がっていきます。
通常、他の臓器に転移している大腸がんの場合、治療をしても経過は良くありません。ただし、肝臓については例外的な存在で、完治や長期の生存が望めるケースも少なくないので、あきらめる必要はありません。
大腸がんが肝臓に転移している場合には、該当部位を切除したり、ラジオ波治療と言って、患部に針を刺してラジオ波によって発生する高熱で焼き尽くしたりします。肝機能の状態、切除範囲等によっても治療の有無は変わってきます。
そのため、一概に治るとは言えないものの、大腸がんの肝臓転移は治る可能性がある状態と言えるので、すぐに絶望する必要はありません。ただし、完治したように見えても、すでに他の部位にも広がっていて再発するケースもあるので、油断はできません。
なお、転移性肝臓がんという表現もありますが、こちらはガンが肝臓以外の場所で発生し、肝臓に転移してきたもの全般を指す言葉で、必ずしも大腸がんからとは限りません。たとえば、胃がんやすい臓がんからの転移の場合もあります。
肝臓転移とステージ
症状の進行の度合いを示す基準としてステージ(病期)があります。もっとも初期だと0期、数字が大きくなるほど進行していき、4期が一番進んだ状態になります。
大腸がんが肝臓に転移していると、ステージ4期に該当します。つまり、ステージ別に分けていくと、もっとも進行した状態に該当します。この状態では、治療を行なっても助からないケースが多く見られます。しかし、前述したように治療が功を奏すケースもあるので、あきらめるのは早いのです。
同じステージ4期でも、本当に末期と言えるような余命わずかな方もいれば、長期間の生存や大腸がんの克服の可能性を残している方もいます。自分の状態を正しく把握し、イメージだけにとらわれないようにしてください。
また、身近な対策として食事や生活習慣の改善も挙げられます。特に食事については、これまでの習慣を見直すことでガンの進行の仕方が大きく変わったという例も報告されているので、ベストな食事法を知っておいた方がよいでしょう。